話はちょっと前に戻って、ジョグジャの旅の初日。
空港からまっすぐ向かったのは、王宮。
今でもジョグジャの王様が暮らす王宮。
一般公開されているのは、王宮全体の4分の1だけで、そこでは今は王様たちは生活していない。

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殺風景な感じだけど、中の天井には金箔が使われたり、柱にもいろいろな装飾がしてある。
ちなみに中には立ち入り禁止。
ここでは、今年王様の3女(?だったと思う)の結婚式が執り行われる予定とか。

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長かったオランダ統治時代の名残も。
ステンドグラスなどの装飾をはじめ、こんな外灯もあった。

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中でも気に入ったのが、このワヤン(インドネシアの影絵芝居に使われる人形)のステンドグラス。
何気なく通った殺風景な回廊の壁にかけてあった。
もっとちゃんと展示すればいいのに(苦笑)。
ワヤンを観たことはないのだけど、この横顔、シュッとしてて、なんか惹かれるんだよなー。

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それからもうひとつ、昔の学校だったという建物に、代々の王様の絵とか写真が展示してあった(これまた殺風景だった・・)のだけど、その中にあった、系図。
これ、おもしろい!
木そものもが王様で、枝が奥さん、実が息子、葉が娘を表している。
今の王様は違うけど、昔は一夫多妻が普通で、中には40人も奥さんを持った王様もいたんだとか。
子供は100人を超え、自分の子供の顔忘れちゃってたんじゃないかね、とガイドさん。
いやー、すごい世界。
王宮で一番面白かったのが、この系図を見たときだった。


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場所は変わってこちらはバティック工場。
ジョグジャは有名なバティックの産地のひとつ。
王宮でも、王様や奥さんが使う模様がそれぞれ決まっていて、何かのときには必ずその模様のバティックを使った、という説明を受けた。
アマンジウォにも、クッションにジョグジャの柄のバティックが使われていた。

バティック、インドネシアにいると本当に飽きるほど目にするけど、実際にどういう工程を経てあの布が出来上がるのか、なんとなくしか知らなかったので、工場はとても興味深かった。

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「ろうけつ染め」と言われるとおり、染めたくない部分を、ろうでカバーした上で、布を染色する。
上の写真のおばちゃんたちがやっているのが、手描きバティック。
下書きをした細かい模様を一つ一つ、お鍋で温めた蝋をペンのように先の細い容器に入れて、なぞっていく。
白い布に、茶色い線で描いてあるのが、すでに蝋をつけた部分。
簡単そうに見えるけど、蝋はすぐ固まるので実際やるのはとても難しいらしい。
おばちゃんたちは、すいすい描いてたけど。
下のおじちゃんがやっているのが、チャップというスタンプのようなものを使って、同じ模様を繰り返し付けていくタイプ。
これも、ムラなく、ずらさずに模様をつけるのはとっても難しそう。
でもおじちゃんは、ペタペタとすごいスピードで押していた。
「こっち向いて!」って言ったんだけど、恥ずかしがってカメラ目線は頂けず。
でも、ちょっと意識してる?!

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蝋で模様を描いたものをいろいろな染料で染め、乾かしたあと、蝋を取り除く。
それに使われるのが、この巨大なお釜。
ただのお湯を使うこともあるし、染料によってはガソリンを使うこともある。

何色も使われているバティックの場合は、この工程を色の数だけ繰り返す。
大変だぁ〜。気が遠くなりそう。
特に、手描きのものは、何ヶ月もかかるそう。
ほんのちょっとだけ色をつけたい場合は、筆で細かいところに染料を付けていくこともある。
世界に1枚しかない手描きバティックは、こうして出来上がる。
だから、お値段もお高いのだ。

バティック工場、期待以上にいろんなことに「ほぉ〜〜」と感心しちゃって、面白かった。
これから、バティックを見る目も変わりそうだ。
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